次年度の研究費の使用計画 |
H24年にナノ粒子の調製を行うマイクロ波と超音波とを同時に照射する装置の超音波発生部分の大幅改造に時間を要したため、H24年に予算執行が当初より遅れる形になり、それに従い予算の執行が遅れる形となった。H25年前半に再現性にほぼ目途がたったが、H25年後半に細かい微調整が必要となることが判明した。なお研究の進捗は、この装置を用いない方法でも種々のナノ粒子合成を手がけており、順調に推移している。 平成25年度の繰越金1,326,092円と平成26年度の1,000,000円を合算した2,326,092円が平成26年度の予算となる。このうち、H25年後半に微調整が必要となることが判明した装置改造を4月下旬に実施する。この費用として397,200円として使用する。残りの1928892円を物品として執行を考えている。本研究で、使用する液晶セルは、通常のテストセル(5μm)は1枚504円であるが、液晶の高速応答用の3μmセルは、2600円/1枚で大変高額である。1回の測定に5枚を測定し平均値を求めているため、72万円を消費する。残りを試薬・溶媒に60万円、実験器具に40万円を予定する。旅費は、日本化学会年会等での国内学会発表として20万円、その他の予算として、残り8892円を計画している。
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