研究課題/領域番号 |
24510165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大石 基 筑波大学, 数理物質系, 講師 (90419242)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 19F-NMR / DNA / 磁性粒子 / 酵素 / センサー |
研究概要 |
本研究の目的は、蛍光色素に代わる新しいタグとしてフッ素(19F)官能基を有するRNAプローブとポリエチレングリコールを共固定化した磁性ナノ粒子を構築し、アレイ化することなく(1つの試験管内で)数十~百種類の遺伝子を19F-NMRにより高感度に検出・定量できる多次元化フォーカスト遺伝子診断システムを開発することである。このシステムは、本申請者が独自に開発した界面構築法により高い非特異吸着抑制能、塩基配列選択性およびハイブリダイゼーション効率を有し、かつRNase H(酵素)によりRNAプローブ/ターゲットDNA二重鎖のRNA鎖のみを特異的に切断・リリースすることで19Fシグナルの増強が可能であるなどの特徴を有する。本申請研究のような19F-NMRタグとして機能する磁性ナノ粒子による多次元化フォーカスト遺伝子診断システムを開発するため平成24年度は、1)ポリエチレングリコール(PEG)の合成、2)19F官能基を有するRNAプローブの設計・合成および3)蛍光色素を用いたコンセプトの証明を行った。その結果、エチレンオキシドのリビングアニオン重合により分子量・分子量分布および末端構造を制御したPEGの合成に成功した。また、末端アミノ基を有するRNAと活性エステル化19F官能基との反応により19F官能基を有するRNAプローブが合成できることを見出した。さらに、19F官能基の代わりに蛍光色素を用いて、本研究に重要な酵素反応の条件を確立した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度の研究計画は、1)19F官能基を有するRNAプローブとPEGの合成および2)様々なPEG密度とRNAプローブを有する磁性ナノ粒子の構築であり、その計画通りの研究が進展している。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、当初の計画通りに1)様々なPEG密度とRNAプローブを有する磁性ナノ粒子の評価および2)酵素反応における速度論的解析とセンシング能評価を行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
該当なし。
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