研究課題
繁殖牛の発情期をMEMS高精度血流量センサを用いて取得情報を携帯端末でモニタリングすることで人口受精適期を的確にとらえる高精度発情検知システムの実現に向けた研究を行った。①発情状態の検知制度を向上させるMEMS血流量センサとそのパッケージングの研究では、VCSEL(面発光レーザ)チップ、PD(フォトダイオード)チップならびにピンホールチップをAlN基板チップにボンディングし、3mmサイズのセンサを実現した。接触圧センサには、PLZT(ピエゾ素子)、レーザ変位センサ応用センサ、MEMSピエゾセンサを用いた、3つの候補を同時に検討した。後半の2つは実現した。②パルス駆動のレーザに対応したPD信号処理を新たに考案することにより、一桁低い低消費電力化を実現した。③接触圧を測定しながら血流量測定することにより再現性ある血流量測定が可能となり、発情信号をはじめ、熱中症などの検出にも有効であることが示唆された。今後はさらに多くのフィールド実験を行い、本研究結果について更なるか確証を得る。
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IEEE, JOURNAL OF MICROELECTROMECHANICAL SYSTEMS
巻: 23 ページ: 1396-1407