サービスの価値を定量的に評価する方法として、力が電磁場と電荷の相対的な関係で決まる物理学の場の理論に着目し、サービス場とサービスの関係でサービス価値を決める方法を考案した。具体的には、提供するサービスの属性ベクトルと顧客の求めるサービスの属性ベクトルの内積として、サービス価値を計算する。この方法を観光地のサービス価値評価に応用し、京都、仙台、金沢の持つ特性がどのような顧客層にサービス価値を生むかを定量的に評価した。 また、サービス場に基づく価値創造プロセスとしてKIKIモデルを考案し、いくつかの事例分析を通して、これが企業におけるサービス価値創造プロセスのモデル化になっていることを示した。
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