スペクトル拡散方式を用いた車車間通信・測距統合システム(ブーメラン方式)に可視光通信を用いる可視光ブーメラン方式に関して検討した。まず、LED化されつつあるヘッドライトとテールランプを用いる方法について検討した。次にマンチェスタ符号化を用いる可視光マンチェスタブーメラン方式に関しても検討した。さらに、既存の車載レーザレーダを組み合わせた、レーザレーダ可視光ブーメラン方式を提案した。最後に、レーザレーダ可視光ブーメラン方式の双方向通信型を提案した。いずれの方式も計算機シミュレーションで特性を評価し、ある程度の干渉光が存在しても車車間通信と車間距離計測が同時に行えることを確認した。
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