研究実績の概要 |
平成27年度の実施研究成果は、その研究内容の成果が、第7回アジア土木技術国際会議Civil Engineering Conference in the Asian Region CECAR 7th, Waikiki, Oahu, Hawaii, August 30 - September 2, 2016)に国際論文発表として採択されたことである。 コンクリ-ト凍害深さの把握は、かぶりコンクリ-ト表面品質を赤外線サ-モグラフィを主体として、超音波伝播速度等の非破壊検査との統合指標から、包括的な評価のあり方の新たな方向を示唆することが大きな成果と考える。また同年度『赤外線サ-モグラフィを用いたモルタルのスケ-リング評価』との題目で、産学官技術フォ-ラム’15講演論文集(H27.11)を発表し、強制熱源から表面品質としてのスケ-リング損傷の温度勾配挙動等の指標から評価のあり方を検討した。さらに『コンクリートのスケーリング劣化に関する要因感度解析』の題目にて、社団法人・土木学会第70回年次学術講演会講演概要集(H27.09 岡山大学)に様々な要因間の相互間の解析を考察した。 赤外線サ-モグラフィビデオ動画連続撮影サンプリング周波数の性能からデ-タを簡易・迅速・高速可視化の観点から考察し、内部の超音波診断、GWT透水係数による表面品質との関連を整理した。かぶりコンクリ-ト表面品質低下による凍害深さの検討を現場で行う場合、実験室で得られた結果や知見を十分包括的にその劣化予測に寄与する開発の向上は、維持管理の発展できると考える。
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