本研究では、潜在する震源断層の実体解明を全国同一精度で実現するための基本物理量データとしての活用を想定した「日本列島重力データベース」の構築を進めている。 当該研究期間内には、(1)高精度な重力測定のための環境整備、(2)重力データ空白域における重力測定、および(3)データベース構築のための数値処理システムの環境整備、を実施した。 特に、これまで地理的条件によって重力測定が困難であった北海道中~北部を中心に1,675地点において新規重力測定を実施し、日本列島における重力データ空白域の解消に貢献した。
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