三宅島山頂カルデラ内の火道断面に構造について、山頂火口内に20を超える火道断面を識別した。それらを1)非爆発噴火火道、2)弱爆発噴火火道、および3)強爆発噴火火道の3種類に区分した.爆発強度の違いにより火道上部の侵食による火道拡大程度が異なることを見出だした.噴火中のマグマの破砕深度よりも浅いところで火道の拡大が進行しったことを明らかにし、火道の拡大を促す要因は火道内部におけるマグマの破砕であることを見出した。これら三宅島にて得られたモデルを他の火山における火道構造解析に適用し、エトナ火山ほかいくつかの火山において噴火推移と火道形成プロセスを復元した。
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