近年登場した次世代シーケンサーと呼ばれるDNA解読装置の登場で、ゲノム科学や分子生物学に必要なゲノム/遺伝子の塩基配列の解読能力は飛躍的に向上した。しかし、その膨大な配列データを解析する計算機システムや情報解析を行う人員の不足という事態がおこった。我々は以上の問題を解決するためにDDBJ Read Annotation Pipeline(通称DDBJパイプライン)を開発、インターネット上で公開している。 DDBJパイプラインは、計算機処理のためのコマンド操作が苦手な生物学の実験研究者でもパソコンのマウス操作で扱えるように設計され、解析処理は国立遺伝学研究所のスパコンシステムを利用している。
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