研究概要 |
過去の研究成果は、今年度発表した二本の論文に集約されている。 Genome-wide screening with hydroxyurea reveals a link between nonessential ribosomal proteins and reactive oxygen species production. Nakayashiki T, Mori H. J Bacteriol. 2013 Mar;195(6):1226-35. The tRNA Thiolation Pathway Modulates the Intracellular Redox State in Escherichia coli. Nakayashiki T, Saito N, Takeuchi R, Kadokura H, Nakahigashi K, Wanner BL, Mori H. J Bacteriol. 2013 May;195(9):2039-49. 具体的にはリボヌクレオチド還元酵素の阻害剤Hydroxyureaを使って、細胞死が引き起こされる機構を解明した。Hydroxyureaでは過去の知見通り、活性酸素が発生しており、これが主要な細胞死の原因であることを確認した。また一遺伝子欠失ライブラリーを使ったゲノムワイドなスクリーニングから、tRNAの修飾酵素が細胞内のredox stateに影響を与えているという意外な発見があった。
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