研究課題/領域番号 |
24510380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
伊田 久美子 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (20326242)
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研究分担者 |
木村 涼子 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (70224699)
山田 和代 滋賀大学, 経済学部, 准教授 (50324562)
熊安 貴美江 大阪府立大学, 地域連携研究機構, 准教授 (90161710)
中原 朝子 神戸大学, 男女共同参画推進室, 助教 (50624649)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 国際情報交換(イタリア、イギリス、カナダ) |
研究概要 |
初年度に予定していたウェブ調査を次年度に延期し、調査項目の精査作業をすすめた。合わせて先行調査研究の質問項目の検討、海外研究調査動向の検討をすすめた。 高卒非正規女性を中心とした世代・ジェンダーの比較調査を実施し、既婚者も含めた若年女性の労働と生活について、経済的依存関係、およびアンペイド・ワークの依存関係を含めての詳細検討を行い、実態と課題を明らかにすること、および近年の経済不況および緊縮政策の生活への影響も合わせて解明することを目的とした調査として実施するための方向性を検討し、以下の方針を決定した。 1)前回調査(平成17~19年度科学研究費補助金(基盤C)課題番号17510222)「若年女性層の労働と生活に関する調査研究」の質問項目を叩き台とし、比較可能な設計とする。 2)前回対象にできなかった中卒および高卒若年女性にターゲットをしぼり、予算の都合上サンプル数は1000程度となることを考慮して、変数を婚姻状況、子どもの有無と年齢、雇用形態に絞り込み、その他の比較はマクロデータを参照して行う。 3)サンプル数は就業形態基本調査にもとづいて、有配偶と無配偶、および非正規職と正規職の割合を6対4でコントロールする。 4)他の先進諸国の若年女性層の労働と生活実態、および政策的対応について、調査を実施し、比較検討によって、日本の現状の特殊性とグローバルな共通性を明らかにする。EU、とくにイギリス、イタリア、およびカナダの調査研究の検討を現在すすめ、2年目の海外調査の詳細を検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
申請当初の予定では初年度にウェブ調査を実施することになっていたが、協議の結果、海外調査なども踏まえ、かつ前回科研調査データの追加分析等もふまえて、調査準備を十分に行ったうえで、実施することになり、初年度はウェブ調査および海外調査の準備作業の段階にとどまったことにより、進捗はやや遅れている。 しかしこの初年度の準備が海外調査およびウェブ調査をより効果的に実施するために不可欠のプロセスであることを実感している。
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今後の研究の推進方策 |
1)次年度は当初予定通りに海外調査を実施する。イタリアとイギリスではEUレベルの調査研究に参加した研究者へのインタビューにより、それぞれの国の現状と課題、政策の動向、研究状況などについての情報を得て意見交換することをめざしている。カナダについては現在研究状況を検討中である。 2)また前回科研による大卒女性に関するデータおよび大阪府民や学生のデータを再分析して、新たな調査の設計のために検討する作業を実施する。 3)上記作業を通じて質問項目設計を完成し、1月あるいは2月頃のウェブ調査実施をめざす。
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次年度の研究費の使用計画 |
1)海外出張経費として120万程度を予定している。 2)ウェブ調査経費として100万程度を予定している。 3)会議費および資料収集の経費として20万程度を予定している。
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