研究概要 |
平成24年3月に開催した国際フォーラム(International Symposium on Philosophical Practice in Peace Building and sustainable Development, PUC, 17 March, 2012)に続き、7月には韓国・江原大学校で開催されたICPP第11回大会Special Interest Group Meetingで平和構築のための哲学実践マスターコース及び同コースで使う教科書の企画を提案、11月にはカンボジアで第2回国際フォーラム(2nd International Forum on Perspective and Reflection on the philosophical practices in Asia, PUC, 24-26, 30 November 2012)に加えてフィールドトリップ(哲学ウォーク)を実施、この段階でパンナサストラ大学人文学部大学院に同コースを設置することで現地スタッフと合意し、教科書の編集委員会を立ち上げた。これを承けて平成25年3月に同コース設置のための実務レベル協議を行い、カリキュラムの概要を定め、2014年4月からプログラムをスタートすることを目標として次の段階へ進むこととなった。 平和構築のための哲学実践マスターコースは、ソクラティックダイアローグ、哲学カウンセリング、子供のための哲学、コーチング等の能力とスキルを養成することを目的とした2年間の修士課程である。また本研究では教科書として使用するGuidebook for Mastering Philosophical Practices(英文)の編集も進めている。この計画が実現すればアジア地域で最初の哲学実践を総合的に学ぶことができる修士課程となる。持続的開発に向けた哲学教育の試みとして重要である。
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