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2014 年度 研究成果報告書

死の現象学的考察─死すべき者と言葉との関わりを手がかりに─

研究課題

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研究課題/領域番号 24520018
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関愛媛大学

研究代表者

寿 卓三  愛媛大学, 教育学部, 教授 (30186712)

研究分担者 森 秀樹  兵庫教育大学, 社会系コース, 教授 (00274027)
上利 博規  静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (20222523)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード芸術 / 共生 / 死 / 絶望の超越性 / 喪
研究成果の概要

グローバル化の進展は、現代社会が「総駆り立て体制Ge-stell]によって駆動される「犠牲のシステム」という側面を持つことを顕在化させ、人-間的共生の可能性を縮減させつつある。
アングロ-サクソン系哲学における死の考察と実存主義の死の哲学とを架橋しつつ、トーマス・マンの言う「絶望の超越性」、つまり「希望のなさの彼方に生まれる希望」を見いだす「芸術的逆説」という思想と関連づけてデリダにおける〈喪〉の問題、さらにはパウル・ツェランにおけるハイデガーによる謝罪への期待を読み解くことで、人-間的共生の地平を切り拓くことは依然として可能であることを明らかにした。

自由記述の分野

倫理学、哲学

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公開日: 2016-06-03  

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