研究課題/領域番号 |
24520025
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
長町 裕司 上智大学, 文学部, 教授 (90296880)
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研究分担者 |
竹村 牧男 東洋大学, 文学研究科, 教授 (20175699) [辞退]
宮本 久雄 上智大学, 神学部, 教授 (50157682) [辞退]
田中 裕 上智大学, 文学部, 教授 (70197490)
伊藤 益 筑波大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (80184662)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 宗教哲学 / キリスト教思想 / 仏教思想 / 日本的霊性 / 共生の知 / 京都学派 / 日本思想史 / 神の死 |
研究実績の概要 |
平成27年度では、本研究プロジェクトの課題推進に当たって、以下のような進展と成果がみられた。 (1)研究代表者が企画責任者となり本科学研究費を通して開催が可能となった〈宗教哲学フォーラム〉は当年度で第4回目となり、『ドイツ神秘思想〈と〉京都学派の宗教哲学』という総合テーマ設定の下に、2日間に亘る学術講演会とシンポジウムが催された (2016年3月20日 ~ 21日、於 東京上智大学 特別会議室)。京都から二人の正教授、関東圏から3名の諸大学からの専門家の先生方を迎え、5講演と3時間余のシンポジウムを通しての徹底討論が行われ、来聴にみえた多数の方々とも活発な意見交換が実現できた。 (2)研究代表者は、将来にも宗教的思索を推進する若手研究者の育成のために、「若手研究者フォーラム〈哲学と宗教〉」を立ち上げ、その第一回目の会合が開催された(2016年3月30日、於 東京上智大学 特別会議室)。博士後期課程在学中の一人の大学院生による宗教思想に関する講演と3名(非常勤講師を務めながら博士後期課程在学中の一人及び2名の前期博士課程の大学院生)をシンポジストとする「今日の歴史的生を憂慮する宗教的思索」と題するシンポジウムを行い、学部学生たちや一般社会人も多数討論に加わり、極めて有意義な会合となった。 各研究分担者と研究代表者は、それぞれの専門領域において本研究課題と関連する学術講演や論文執筆を一段と集中して進展させることができたと自己評価できる。
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