研究課題/領域番号 |
24520043
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
古藤 友子 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (90195751)
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キーワード | 中国飲食文化 / 陰陽五行説 / 五味論 / 本草学 / 韓国飲食文化 / 日本飲食文化 |
研究概要 |
平成25年度は、毎月の京都大学人文科学研究所術数学研究会と占術研究会に参加し、『五行大義』と京大室町抄本『大易断例卜筮元亀』を講読した。 科学研究費の支援を得て、飲食文化研究会例会第一回(平成25年6月29日)「東西の喫茶文化」を開催した。発表者は、岩間眞知子「お茶は薬?-薬としての茶の歴史」、戦海燕「中国とイギリスにおける喫茶文化の表象」であった。また、飲食文化研究会例会第二回(平成25年12月14日)「酒と人びと-古今の居酒屋文化」を開催した。発表者は、山口京一郎「葡萄酒は割って飲む-古代ギリシア・ローマの居酒屋と器」、マイク・モラスキー「赤提灯の構造と機能についての試論」、ジョン・ゼフン「真露と韓国居酒屋文化」であった。さらに、第二回飲食文化研究会(平成26年3月29日)を開催した。発表者は、大野ロベルト「和歌に見る飲食-聖俗を飲み下す」、岩切正一郎「フランス文学と貧食-ベケットの不条理劇三部作を中心に」、武田時昌「近代日本の食養生」であった。 資料作成は、引き続き行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
年三回の飲食文化研究会開催に加え、毎月の京大人文研研究会参加も行い、順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
6月と12月に飲食文化研究会例会を開催し、来年3月には飲食文化研究会大会を開催する予定である。 京大人文研の研究会も引き続き参加予定である。 資料集の完成に向けて、整理を続行中である。
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次年度の研究費の使用計画 |
最終年度のために人件費としてとりおいておく必要があったため年度末の謝金を減らした。 今年度は最終年度であるため、これまでの研究資料の整理をする人件費として残額を使用する予定である。
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