研究課題
基盤研究(C)
道教の成立とその後の歴史的な展開について、時代ごとの道教研究や科学技術分野などの最新の研究成果に基づき、従来の研究を実証的・批判的に検証し、新たな道教史の再構築の可能性をさぐった。具体的な研究成果としては、主に任継愈編『中国道教史』(増訂本)を訳出し、研究成果を踏まえた精密な訳注を作成した他、また『中国道教史』の著者の一人を招き、皇學館大学において国際シンポジウム「道教史の新たな展望」を開催し、新たな道教史の構築の可能性を提示することができた。
中国近世期の道教思想