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2014 年度 実績報告書

リソース間連携を考慮したサンスクリット写本データベースの構築に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 24520060
研究機関一般財団法人人文情報学研究所

研究代表者

苫米地 等流  一般財団法人人文情報学研究所, 仏典写本研究部門, 主席研究員 (60601680)

研究分担者 加納 和雄  高野山大学, 文学部, 准教授 (00509523)
永崎 研宣  一般財団法人人文情報学研究所, 人文情報学研究部門, 主席研究員 (30343429)
宮崎 泉  京都大学, 文学研究科, 准教授 (40314166)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードサンスクリット写本 / データベース / 仏教学 / 印度哲学 / 人文情報学
研究実績の概要

本研究課題の趣旨とするところは、東京大学東洋文化研究所において公開されているサンスクリット写本データベースの改善・拡張作業を通しての、サンスクリット写本情報の電子的記述・データベース化手法の開発に向けた基礎的研究である。
最終年度となるH26年度は、前年度までに作成したTEI P5準拠のXMLによる写本カタログエントリーの構造化データの確認および校正を行った。前年度同様、二名の作業者にデータ校正を依頼し、これにより東京大学総合図書館所蔵サンスクリット写本についての情報構造化が概ね完了した。また、H26年8月に開催された日本印度学仏教学会第65回学術大会において、本研究課題において採用された構造化手法についての学会発表を行った。同12月には、研究集会を開催し、補助事業期間を通しての作業を総括するとともに、補助事業期間満了後の研究継続方針についても確認を行った。
なお、H26年度には新データベースの試験実装を行う予定であったが、東京大学東洋文化研究所管理の現行データベースが、サーバーのセキュリティ問題で長期間停止を余儀なくされたため、これと連携するメタデータベースとして実装予定であった新データベースを構築することはかなわなかった。この課題については、補助事業期間満了後も、研究代表者所属機関および東洋文化研究所の共同で継続・遂行の予定である。
研究期間全体としては、写本カタログエントリーの構造化に際しTEI P5準拠のXMLが有効であることが確認でき、それに基づくデータの構造化をほぼ予定通り達成できた点が主要な成果である。くわえて、東大所蔵写本情報以外(京都大学文学部図書館所蔵サンスクリット写本など)のデータにも同様の手法が応用可能であることが確認され、今後写本データの構造化を東大写本以外にも拡大していく上で重要な知見が得られたことも特筆すべき成果と言える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 梵文写本データベースのXMLによる構造化の試み―東京大学所蔵写本データ ベースの改良作業を通して―2014

    • 著者名/発表者名
      苫米地等流
    • 雑誌名

      印度学仏教学研究

      巻: 63-1 ページ: 544-538

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 「梵文写本データベースのXMLによる構造化の試み―東京大学所蔵写本データ ベースの改良作業を通して―」2014

    • 著者名/発表者名
      苫米地等流
    • 学会等名
      日本印度学仏教学会第65回学術大会
    • 発表場所
      武蔵野大学
    • 年月日
      2014-08-31 – 2014-08-31

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公開日: 2016-06-01  

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