研究課題
基盤研究(C)
「南島」には、キリスト教徒が多く、独特の信仰がある。本研究では、その原因が、戦後、沖縄各群島の米軍占領にあることを解明した。また、19世紀末に開始した南島キリスト教伝道は、旧植民地や帝国日本の周辺地域との信仰上のネットワーク形成や、越境と交流の繰り返しで「周縁的伝道知」が蓄積し、「民衆キリスト教の弧」が形成されたことを立証した。あわせて、この信仰のあり方が戦後も継承されていることを明らかにした。
南島・日本キリスト教史 文化交流史