『集神州三宝感通録』巻中の美術史料論的研究

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24520118
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 美学・美術史
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 肥田 路美 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00318718)
• 研究協力者: 濱田 瑞美 横浜美術大学, 准教授 ; 下野 玲子 早稲田大学, 文学学術院, 非常勤講師 ; 真田 尊光 早稲田大学, 文学学術院, 非常勤講師 ; 楢山 満照 早稲田大学, 文学学術院, 非常勤講師 ; 森 美智代 早稲田大学, 文学学術院, 助手 ; 大島 幸代 龍谷大学, 龍谷ミュージアム, 助教 ; 羅 翠恂 京都造形芸術大学, 非常勤講師 ; 友田 真理 東洋美術学校, 講師 ; 金 志虎 早稲田大学, 會津八一記念博物館, 助手 ; 稲葉 秀朗 早稲田大学, 文学研究科 ; 徳泉 さち 早稲田大学, 文学研究科 ; 韓 普景 早稲田大学, 文学研究科 ; 呉 爽 早稲田大学, 文学研究科 ; 黄 夏 早稲田大学, 文学研究科 ; 萬納 恵介 早稲田大学, 文学研究科 ; 西川 真理子 早稲田大学, 文学研究科 ; 萩谷 みどり 早稲田大学, 文学研究科 ; 于 春 中国西安美術学院, 副教授, 副教授
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 東洋美術史 / 仏教史 / 仏教図像学 / 霊験説話 / 瑞像 / 六朝時代 / 道宣 / 注釈

研究成果の概要

『集神州三宝感通録』は、中国初唐時代の道宣（596～667）が仏法僧三宝の上に現れた霊験譚を集成したものである。本研究では、歴代各地で特に篤い信仰を得た仏像（瑞像）に関する巻中について、初めての全文の現代語訳をおこなうとともに美術史の観点に立った詳細な注解を加えた。三年間の研究期間に、中国への仏教初伝を語る第一縁（東漢洛陽画釈迦像縁）から梁武帝造立の二仏像に関する第三十縁（梁高祖等身金銀像縁）までについて完了、その成果を「美術史料として読む『集神州三宝感通録』―釈読と研究（六）～（八）」として刊行した。訳注の総頁数はA4版で316頁、注解は合計510項目を数える。

自由記述の分野

仏教美術史