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2012 年度 実施状況報告書

山田流箏曲の古曲についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 24520141
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京芸術大学

研究代表者

萩岡 松韻  東京芸術大学, 音楽学部, 教授 (30376925)

研究分担者 久保田 敏子  京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 名誉教授 (10090200)
野川 美穂子  東京芸術大学, 音楽学部, 講師 (50218294)
長谷川 慎  東京芸術大学, 音楽学部, 講師 (00466971)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード山田流箏曲 / 古曲
研究概要

平成24年度は、山田流古曲に関する基礎的研究と仮説構築のため、関連資料やテキスト等を収集し、それらの分析、検討を通して、課題解決のための方法・内容の理論的枠組みを行った。
研究初年度となる平成24年度は、山田流箏曲についての目録作成に開始し、目録に基づいて古曲を中心として楽曲資料の収集 (楽譜・歌本・音源)を行った。音源のデジタルアーカイブ化を目的とし今年度購入したELP社製の非接触式レコードプレーヤー(レーザーターンテーブル)およびDATを使用し、SP盤、廃盤となったLP盤を中心として貴重音源のデジタルアーカイブを行った。
古曲の楽譜化については、5曲(芙蓉峰、夏やせ、新七草、花妻、明烏)について楽譜化を行った。
復元演奏として平成24年8月4日(土)NHKFM放送「邦楽百番」より古曲《花妻》(箏:萩岡松韻・萩岡詩乃、三絃:萩岡美貴)《夏やせ》(箏:萩岡松韻、三絃:萩岡美貴)を録音・演奏した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成24年度の研究計画では、研究協力者である古曲伝承者へのインタビューを中心としたフィールドワークを実施する予定であったが、研究者および協力者双方の時間的な制約があり実現しなかった。
また、音源のアーカイブについては研究補助者によるアルバイトにより行ったが、再生時間の実数に加えて作業時間をかなりの時間割かれたため、思うようにはかどらなかった。

今後の研究の推進方策

平成25年度は1年次に続く継続的なアーカイブ作業、復元演奏を実施する。2年次のまとめとして、情報・意見交換の場としてシンポジウムを開催し、外部および研究協力者である実演家及び研究者らに発展的な研究のための示唆を得る。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度は、アーカイブ化にかかる費用を30万円、研究協力者への謝金として10万円、旅費として10万円を見込んでいる。

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公開日: 2014-07-24  

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