研究課題
基盤研究(C)
本研究は20世紀を通したオーケストラのレパートリー形成とその要因についての実証研究である。日本、ドイツ、米国のシンフォニー・オーケストラの定期演奏会のレパートリーを主要サンプルとして、データベースの構築と仮説検証により、レパートリーの集中度と新規レパートリー導入に関する制度的要因ならびに指揮者要因について分析を行った結果、レパートリーの固定化に関しては国や団体を超えた共通性が、レパートリーの多様化に関してはその要因に差異がみられることが確認された。
音楽学