「地理的歴史的に異なる文化の成り立ちを超えてグローバルに発展する現代デザインの状況をあからさまにする」という目的で、オランダと日本・ヨーロッパの比較をとりあげ始めた研究が本研究である。 代表者(西村)はオランダと日本の調査研究にあたり資料収集およびそれをもとにしたデータ構築を終え、その成果として文献翻訳を明星大学紀要に投稿し、また成果の還元ということで八王子学園都市大学いちょう塾開講講座にて市民に公開講座を行った。そして研究期間中にはできなかったが2016年度意匠学会大会の口頭発表にエントリー中である。 分担者(今井)は、オランダとヨーロッパの調査研究にあたり資料収集およびそれをもとにしたデータ構築を終え、その成果として意匠学会にて前年度口頭発表した「スイス・デザインの100年」についてまとめの研究報告を投稿し、また研究とともにキューレートに関わった「スイス・デザイン展」は東京(オペラシティー)を始め、静岡(県立美術館)、札幌(芸術の森美術館)、西宮(大谷記念美術館)と巡回している。科研費助成申請以前より進めている「美術館に行こう!ディック・ブルーナーに学ぶモダン・アートの楽しみ方」展も、今年度は川越市立美術館にて開催された。
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