研究課題
基盤研究(C)
尾崎紅葉、黒岩涙香を初めとする明治、大正期の作家がイギリスおよびアメリカで人気を博したcheap editions をもとに発表した翻訳、翻案作品について調査し、原作との比較研究を行った。尾崎紅葉に関しては単著『和装のヴィクトリア文学』(東海大学出版会、2012年)を上梓し、黒岩涙香や周辺作家の作品については、同じく単著『日本ミステリー小説史』(中央公論新社、2014年)において、イギリスやアメリカの作品が日本にもたらされた経緯とその影響についてまとめた。
比較文学