研究成果の概要 |
本プロジェクト「もう一つの精神史」の目的は、明治以来、来日した外国人の中でももっとも日本の心をよく理解したとされるラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の日本における受容・表象のあり方を検証し、近・現代日本の隠れた精神史を明らかにすることにあった。この目的は大体果たせたのではないかと思う。具体的な研究成果としては、期間内にテーマに関する論文を三本書き上げ、そのうちの一本はニュージーランドの査読付き学術誌に掲載された ("The Politics of Nostalgia in Vestiges of Japan", NZAS, 2012)。残りの二本は査読付き学術誌での掲載に向けて準備中である。
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