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2014 年度 研究成果報告書

南北戦争と大衆詩の応砲─讃歌・式典詩の社会的機能から音楽・美術への文化的影響まで

研究課題

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研究課題/領域番号 24520266
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関立教大学 (2014)
東北大学 (2012-2013)

研究代表者

澤入 要仁  立教大学, 文学部, 教授 (20261539)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード大衆詩 / 南北戦争 / ジョン・グリーンリーフ・ホイッティア / ジェイムズ・ラッセル・ローウェル / ユーモア詩 / 式典詩 / ストーンウォール・ジャクソン / ワシントン砲兵隊
研究成果の概要

南北戦争が起こるとアメリカの大衆詩人たちは果敢に反応した。彼らは愛国心や哀悼など、戦争のあらゆる面をうたった。その多くは戦意昂揚をはじめとした素朴な感情を単純にうたったものだったが、詳しく検討すると、たくみな表現によって複雑な機能を果たす作品も少なくなかった。たとえば勇猛な老婆の物語「バーバラ・フリーチー」は戦中に書かれた詩でありながら、すでに戦後の和解や平和を示唆していた。南軍兵士が憂さ晴らしにうたう戯れ歌「あの喇叭卒」は、その卑俗な笑いによって、部隊の団結や死への覚悟を導く仕掛けになっていた。大衆詩はその表面的な分かりやすさの背後に、多層的・多義的な意味を秘めていたのである。

自由記述の分野

アメリカ詩

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公開日: 2016-06-03  

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