本研究は、キューバで人生の三分の一を過ごしたノーベル賞作家ヘミングウェイの現地での生活、創作活動、政治活動を、蔵書リサーチと現地インタビューにより明らかにすることを目的とした。2012年度と2013年度に各1回、キューバでの現地調査を行い、調査の途中経過をキューバで行われた国際学会(2013)で発表した。現地調査では、ヘミングウェイの蔵書リサーチを行い、自筆書き込みの確認とカメラ撮影による資料の保存を行った。さらにフィンカ・ビヒアのヘミングウェイ博物館館長であるローザ氏と、生前のヘミングウェイと交流があったフィーコ氏とカユーコ氏にインタビュー調査を行った。
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