当該テーマについて各種文献を調査・研究した結果、以下のような著書・論文が研究成果として発表された:(1)単著の研究書として出版した『ホールデンの肖像』(新宿書房,2014年刊)は、1927年に創立された「ブック・オブ・ザ・マンス・クラブ」、及び1990年代末に創立された「オプラズ・ブッククラブ」という二つの異なる種類のブッククラブを扱い、これらのブッククラブの創立経緯と発展経緯について詳細に論じている。(2)一方、「本を『語る』女たち」(『外国語研究』第47号所収)という論文では、ブッククラブの流行によってアメリカ人女性の間で読書ブームが定着したこと、及びその意外な弊害について論じた。
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