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2014 年度 実績報告書

アメリカ禁酒小説研究

研究課題

研究課題/領域番号 24520282
研究機関大阪大学

研究代表者

森岡 裕一  大阪大学, 文学研究科, 教授 (20135635)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード米文学 / 禁酒小説 / T.S.Arthur
研究実績の概要

今年度は二度ニューヨークを訪れ、資料取集に勤めた。T.S.Arthur, THE LADT AT HOME, Julia Eright, JOHN AND DEMIJOHN, Lynde Palmer, THE LITTLE CAPTAINなどの貴重な資料を収集できたことは大きな成果である。また、このところ力を入れているMary Chellisの作品数冊を閲覧できたことも大きい。ただ、それらは保存状況が悪くコピー不可で、一部筆写したもののおおむねメモを取ることしかできなかったことは残念である。
この三年間でニューヨーク以外のアメリカ各地で文献取集に積極的に取り組み、当該研究上重要な位置を占めるテクスト確保という意味では満足いく取り組みができたと確信している。
テクスト収集と並行して行っている資料の分析も順調に進み、口頭発表や論文、著作を通じて発表を行ってきた。今年度にかぎれば、日本英文学会関西支部大会で「家庭の呪縛ー禁酒小説における離婚の不在」というタイトルで行った招聘発表およびそれを活字化した論文は最新の成果である。本研究期間中に出版した著書においても、アメリカ文化と飲酒に関する項目を設け、研究成果を平明に披露できたことも成果のひとつである。
テクストを中心とした研究にくわえ、カリフォルニアのナパ、ミズーリワインのワイナリー、また、ブルックリン、セントルイス周辺のビール醸造工場をつぶさに視察できたことも、研究の背景的知識をえるうえで貴重な体験ができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 家庭の呪縛ー禁酒小説における「離婚」の不在2015

    • 著者名/発表者名
      森岡裕一
    • 雑誌名

      言葉のしんそうー大庭幸男教授退職記念論集「

      巻: 1 ページ: 95~106

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 家庭の呪縛ー禁酒小悦における「離婚」の不在2014

    • 著者名/発表者名
      森岡裕一
    • 学会等名
      日本英文学会関西支部大会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2014-12-21
    • 招待講演

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公開日: 2016-06-01  

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