研究課題/領域番号 |
24520295
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高野 泰志 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (50347192)
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キーワード | ヘミングウェイ / カポーティ |
研究概要 |
平成25年5月には九州アメリカ文学会年次大会、および日本英文学会全国大会に参加し、関連の研究者と情報交換を行うことができた。またこの学会では本研究課題に直接、間接的に関係する非常に多くの研究発表が行われ、これらを聴講することで、今後の研究の方向性に関して非常に有益な示唆を受けることができた。同年6月にはアメリカ学会全国大会に参加し、ここでも幅広く情報収集を行うことができた。 同年10月には日本アメリカ文学会全国大会に参加し、同様に研究発表やシンポジウムを聴講することで研究に対する多くのヒントを得ることができた。また同月の九州英文学会年次大会では招待発表を行い、本研究課題の中間生かを発表した。発表に関しては予定の時間を超えて長時間に渡り、非常に活発な議論が行われ、本研究課題の進捗に関する評価を知ることができた。同年12月には日本ナサニエル・ホーソーン協会九州支部例会で発表を行い、ここでも研究課題の中間成果を公表することができた。 同月日本ヘミングウェイ協会のシンポジウムに司会・コーディネーター・発表者として参加し、ここでも活発な議論を行うことで非常に有益な示唆をたくさん得ることができた。この時の発表内容に関しては兵制26年月発行予定の学術誌『ヘミングウェイ研究』に掲載予定である。 研究成果の発表としては論文集『あめりか いきものがたり―動物表象を読み解く』に論文を寄稿し、すでに多くの好評を得ている。また論文集『ヘミングウェイと老い』を編集・執筆し、発刊された。こちらも高い評価を受けることができ、本研究課題の重要性を改めて確認することができた。 論文集に関しては『冷戦とアメリカ―覇権国家と文化装置』にも論文を寄稿しており、これは平成26年4月に刊行されることになっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究発表及び論文の発表を数多く行うことができ、当初の予定を上回る進捗具合である。
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今後の研究の推進方策 |
Ernest Hemingway Society International Conference in Veniceで研究成果を発表する予定であり、ここでこの3年間で得られた研究成果を発表し、聴講した研究者の評価を参考にして、最終的に本研究課題の成果をまとめる予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
受け入れ先研究者の予定で海外出張の時期がずれたことによる。 予定外に研究の進み具合がよいため、今年度中に研究成果を書籍の形で出版する計画を立てている。前年度との使用差額は出版費用の一部に当てる予定である。
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