研究課題/領域番号 |
24520301
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
山本 薫 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (50347431)
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キーワード | コンラッド / 国際情報交換 / 個人的主体 / 英文学 / 歴史 / 共同体 / ポーランド / 現代大陸思想 |
研究概要 |
ここ数年にわたって国際学会において、"Hospitality in ‘The Secret Sharer'”(ポーランド、コンラッド学会第5回国際大会、於マリー・キュリー大学、ルブリン、ポーランド [2011年7月])、'Toward a Possible Partage of Memory: “History” and “Solidarity” in Joseph Conrad’(学際的学会“Solidarity, Memory and Identity” 於グダンスク大学, グダンスク、ポーランド[2012年9月])と研究発表を行っててきたが、その際に意見交換した研究者たちが、アメリカやポーランドから日本ジョウゼフ・コンラッド協会第一回国際学会 於跡見学園女子大学(2013年6月)にも参加し新たな研究成果を発表してくれたことにより、双方向的な研究交流ができた。前述"Hospitality in ‘The Secret Sharer’は、マリーキュリー大学及び米コロンビア大から出版されるコンラッド研究の定評あるアンソロジーConrad: Eastern and Western Perspectivesシリーズ第23巻“Wine in Old and New Bottles”: Critical Paradigms for Joseph Conrad.(2014)に掲載された。また、上記コンラッド学会第5回国際大会の主催責任者であり、マリーキュリー大学英文学学科のW.Krajka教授より、Conrad: Eastern and Western Perspectivesシリーズの次号の編集担当を依頼された。これより、相互交流により、編集作業にあたる。また、2014年初めに、著書Strange Fraternity: Rethinking Conrad's Community(仮題)の企画書を英国マンチェスター大学出版局に提出し、出版準備にとりかかる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
ここ数年にわたって国際学会において、"Hospitality in ‘The Secret Sharer’” ポーランド、コンラッド学会第5回国際大会、於マリー・キュリー大学、ルブリン、ポーランド (2011年7月)、'Toward a Possible Partage of Memory: “History” and “Solidarity” in Joseph Conrad’学際的学会“Solidarity, Memory and Identity” 於グダンスク大学, グダンスク、ポーランド(2012年9月)と研究発表を行っててきたが、その際に意見交換した研究者たちが、アメリカやポーランドから日本ジョウゼフ・コンラッド協会第一回国際学会 於跡見学園女子大学(2013年6月)にも参加し新たな研究成果を発表してくれたことにより、双方向的な研究交流ができた。前述"Hospitality in ‘The Secret Sharer’は、マリーキュリー大学及び米コロンビア大から出版されるコンラッド研究の定評あるアンソロジーConrad: Eastern and Western Perspectivesシリーズ第23巻“Wine in Old and New Bottles”: Critical Paradigms for Joseph Conrad.(2014)に掲載された。また、上記コンラッド学会第5回国際大会の主催者であり、マリーキュリー大学英文学学科のW.Krajka教授より、Conrad: Eastern and Western Perspectivesシリーズの次号の編集担当を依頼された。これより、相互交流により、編集作業にあたるが、この編集は、本採択課題研究のために赴いた英国やポーランド、フランスで日本のコンラッド研究者とポーランドのコンラッド研究者のこれまでの交流から派生したものであり、また、以後双方の国際交流・連携をさらに強化するものである。
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今後の研究の推進方策 |
1)2015年度に開催予定の第2回日本ジョウゼフ・コンラッド協会学会において、採択課題の共同体の問題と西欧的個人主体形成を19世紀の視覚文化との関連で論じ、発表する予定である。 2)上記コンラッド研究のアンソロジーConrad: Eastern and Western Perspectivesシリーズの次号の編集者として、日本国内のコンラッド研究者の論考を集め、総編集者であるW.Krajka教授の協力のもと、上記編集作業にとりかかる。 3)1)の論考も含め、著書Strange Fraternity: Rethinking Conrad's Community(仮題)の企画書を英国マンチェスター大学出版局に提出し、出版準備にとりかかる。
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次年度の研究費の使用計画 |
冬休みあるいは春休みにポーランド、ルブリン大図書館での資料収集・閲覧を予定していたが、授業及び学内業務との兼ね合いで日程調整があわなかったが、前述Conrad: Eastern and Western Perspectivesシリーズの次号の編集担当の件で、コンラッド学会第5回国際大会の主催責任者であり、マリーキュリー大学英文学学科のW.Krajka教授と打ち合わせおよび共同編集作業のためポーランドかイギリスに渡航する際に使用する予定である。 前述Conrad: Eastern and Western Perspectivesシリーズの次号の編集担当の件で、コンラッド学会第5回国際大会の主催責任者であり、マリーキュリー大学英文学学科のW.Krajka教授と打ち合わせおよび共同編集作業のためポーランドかイギリスに渡航する予定である。
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