研究課題
基盤研究(C)
本研究は、「長い十八世紀」における出版文化・蒐集文化についての研究を、博物誌、政治史、国際関係や植民地支配(ポストコロニアル研究)などの観点から研究した。その結果、出版行為と蒐集行為は相互に密接に関連していることを確認した。具体的には、(1)アンソロジー、カタログ、雑誌などの形態の発展における蒐集文化の影響(2)「驚異の部屋」から博物館への変容、および残存する個人の蒐集行為における出版文化の影響、等である。また、それぞれの文化が同時代の(国際)政治・経済の文脈と結びついていることを明らかにした。
英文学