研究課題/領域番号 |
24520307
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
生駒 夏美 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (60365525)
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研究期間 (年度) |
2013-02-01 – 2018-03-31
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キーワード | 英文学 / ジェンダー / パフォーマティビティ / セクシュアリティ / フェミニズム / 比較文学 / アンジェラ・カーター |
研究実績の概要 |
今年度はこれまでの研究成果が次々と結実してきた年となった。荒木創造によるメモワールの英訳に、大英図書館でのアーカイヴ研究の成果をまとめて論文を加えた書籍が、出版の運びとなり、出版社との交渉を行った。これは平成29年度中に発行の予定である。11月にはLiminal Beings in Art and Literatureというシンポジウムを国際基督教大学にて開催し、カーターのバンパイヤ作品についての口頭発表を行った。1月には英国ブリストルで開催されたFireworks: The Visual Imagination of Angela Carterという国際学会に参加し、口頭発表を行った。この成果は後日書籍化される見込みである。また、3月には横浜の神奈川大学で開催されたRe-Orienting the Fairy Taleに参加し、口頭発表を行った。この成果も後日書籍化される見込みである。3月半ばにはRoutledge出版から出されている学術誌Angelakiに、拙論"Encounter with the Mirror of the Other: Angela Carter and Her Personal Connection with Japan" が掲載された。学術誌Gender and Sexualityにも拙論"Wolves and Witches: Sexual Outcasts in Angela Carter's Fairy Tales"が掲載されるが、出版が遅れており、平成29年度に入ってからの発行となる見込みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
次々と論文化が進んでおり、また書籍の出版も契約が締結されていて、校正作業などが残っているのみである。 本研究費での研究は実質的には終了している。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は本研究課題の研究成果となる図書の出版を予定しており、出版にむけての校正作業や出版社との交渉などが主な作業となる見込みである。夏からは本研究課題を基課題とした国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)事業により渡英し、研究を遂行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2016年度の残額では1月の海外出張旅費が全額精算できなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
2017年度交付金と合わせて、海外出張旅費として支出予定である。
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