研究課題
基盤研究(C)
20世紀アイルランド小説において、英国支配からの脱却に大きく寄与することになった「イースター蜂起」(1916)がどのように表象され続けてきたのかを、社会史的、文化史的文脈から考察を加えた。1960年代以降、EUへの加盟、北アイルランド紛争、ケルティック・タイガー等の外的な要因が、作家による「過去」へのまなざしという点で変化をもたらし、同時に小説作品における「イースター蜂起」の表象も変化していったとの結論に至った。
英語圏文学