研究課題
基盤研究(C)
ラフカディオ・ハーン(1850-1904)は、その生前から、英語圏ではよく知られた作家であったといえるが、フランス語圏では没後に翻訳が発表されるようになってようやく知られる存在になったというのが従来の見方であった。ところが、翻訳の発表される前から、直接英語でハーンの著作を読み解いたフランス語圏の人々が、ハーンの影響を少なからず受けている例が見つかり、とくにその日本理解や仏教思想の解釈において影響があったことが解明できた。
フランス文学