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2016 年度 研究成果報告書

18世紀ドイツの印刷メディアとしての児童文学の成立-『子どもの友』を例に

研究課題

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研究課題/領域番号 24520352
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学(英文学を除く)
研究機関大阪大学

研究代表者

吉田 耕太郎  大阪大学, 文学研究科, 准教授 (40551932)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2017-03-31
キーワードドイツ文学 / 18世紀 / 出版紙 / 子ども / 家族
研究成果の概要

本研究は、18世紀のドイツで出版された子ども雑誌『子どもの友』を主な調査対象として、公共圏つまり印刷メディアを媒介として成立した情報空間と、子どもの関係を明らかにするものであった。子どもたちは、読書-主に、家庭での読み聞かせ-を通じて、識字能力を獲得し、情報空間の中に入り込んでいった。児童文学というジャンルの確立はこの空間において子どもが一定の場所を占めたことの証左である。当時の医学的言説によれば、子どもは病(悪癖)ととらえられており、読書(教育)はその治療行為であった。子どもたちは治療行為としての読書へと駆り立てられることになった。

自由記述の分野

ドイツ文学

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公開日: 2018-03-22  

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