本研究は、北京と天津を中心とした廟会とそれに奉仕する祭祀組織について、現地調査に基づき碑文、絵画、画報資料を利用して研究をおこなったものである。 現地調査については、妙峰山、?髻山、葛沽鎮を集中的に調べた。碑文については、妙峰山、?髻山、葛沽鎮以外に東岳廟、泰山、媚洲島などで大量の資料を収集した。絵画資料については、『妙峰山進香図』と『天津天后宮行会図』を閲覧できた。画報資料については、『大公報』と『北洋画報』から1930年代の記事と写真、広告を収集できた。学会発表は4回、論文は7本、そして3年間の研究集大成として報告書を1冊刊行した。
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