研究課題/領域番号 |
24520429
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
稲葉 治朗 広島大学, 文学研究科, 准教授 (10323461)
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キーワード | 国際情報交換 / ドイツ連邦共和国 |
研究概要 |
平成25年度は、前年度に引き続き研究動向の把握、および関係文等の名詞修飾表現に関する研究に努めた。 英語学やドイツ語学、および言語学一般に関する国内の学会や研究会に参加し、専門家と議論を行うことによって、当該分野における最新の研究動向の把握に努めた。また、書籍やジャーナルなどの精読を通じた基礎研究も行った。 国際的な場での研究交流としては、平成25年9月に北海道大学にて開催された国際ワークショップ、また平成26年2月にミュンヘン大学で開催された国際ワークショップに参加し、主にドイツ人研究者との議論を通じて、ドイツ語学に関する研究動向の把握を深めた。 具体的な研究としては、補文構造の1つである関係文に関する研究の前提として、日本語を主な対象として、名詞修飾表現に関する研究を行った。この領域はテーマがきわめて多様、かつ先行研究が多大にあり、当該年度の研究は端緒的なものとならざるを得なかったが、次年度以降の研究へとつなげることが出来ると考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成24年6月頃より体調を崩していたが、平成25年度もそれが持続しており、このことが、研究が当初の予定より若干遅れ気味であることの要因となっている。ただし、研究自体は地道に進んでおり、当該の若干の遅れが決定的なものであるとは考えていない。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、これまでの研究の継続および新たな現象の分析の両面に従事する。 引き続き、最新の理論言語学およびドイツ語学などの分野における最新の研究動向の把握に努める。具体的な研究テーマとしては、関係文を始めとする従属節の分析に力を入れる。幅広い視点からの研究を可能にするために、関連する学会や研究会などにも積極的に参加するつもりである。
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次年度の研究費の使用計画 |
長年使用しているパーソナルコンピュータが平成25年度中に寿命を迎え、新規購入が必要になるであろうと予想していたが、現在に至るまで使用可能であり、当該年度におけるその分の支出が不要となった。 平成26年度には新しいパーソナルコンピュータを購入する必要が生じる可能性が高く、前年度に予定されていた出費が本年度に廻ることになる。
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