• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

非母語子音クラスタへの母音添加の機序は言語により異なるか

研究課題

研究課題/領域番号 24520434
研究機関県立広島大学

研究代表者

船津 誠也  県立広島大学, 学術情報センター, 講師 (30275383)

研究分担者 藤本 雅子  大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 研究員 (30392541)
今泉 敏  県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (80122018)
キーワード子音クラスタ / 母音添加 / 非母語 / 発音 / 舌運動 / 声帯振動
研究概要

申請書記載の実験のため被験者として英語母語話者3名、日本語母語話者6名を選定した。各被験者において、電磁式調音運動計測装置により調音運動計測を行ない、子音クラスタ調音時の調音器官(舌、唇、顎)の運動データを収集した。子音クラスタを構成する第1子音の調音点から第2子音の調音点への舌等の移動時間および変位を計測した。得られたデータは解析中である(一部解析済み)。調音運動計測と並行して子音クラスタ発話時の声帯振動計測(電気式喉頭計)を行ないデータを収集した。データは現在解析中であるが、英語母語話者1名についてはデータ信頼性確認のため再計測の必要があるかもしれない。検討中である。
以上の実験により得られたデータの一部は、International Congress on Acoustics 2013において論文「A study of data normalization measured by an electro-magnetic articulograph.」として発表した。さらに、「Is the mechanism of vowel epenthesis language specific or language universal?: an EMA study」という題目でInternational Congress of Linguists(スイス、ジュネーブ)においても口頭発表を行なった。日本音響学会2013年秋季研究発表会(豊橋技術科学大学)においても「子音クラスタへの挿入母音を如何に知覚するか -ドイツ語母語話者の場合-」という題目で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験はおおむね順調である。日本語母語話者6名、英語母語話者3名のデータを収集し終えた。得られたデータの一部は解析を終わり、現在残りのデータを解析中である。

今後の研究の推進方策

引き続き残りのデータの解析を行ない、日本語母語話者の子音クラスタへの母音添加の機序を明らかにする。英語母語話者1名については、声帯振動計測(電気式喉頭計)のデータを詳細に検討し、必要があれば再計測を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] A study of data normalization measured by an electro-magnetic articulograph.2013

    • 著者名/発表者名
      Seiya Funatsu, Masako Fujimoto
    • 雑誌名

      International Congress on Acoustics 2013

      巻: 1 ページ: 1-8

    • 査読あり
  • [学会発表] 子音クラスタへの挿入母音を如何に知覚するか -ドイツ語母語話者の場合-2013

    • 著者名/発表者名
      船津誠也
    • 学会等名
      日本音響学会2013年秋季研究発表会
    • 発表場所
      豊橋技術科学大学
    • 年月日
      20130925-20130927
  • [学会発表] Is the mechanism of vowel epenthesis language specific or language universal?: an EMA study2013

    • 著者名/発表者名
      船津誠也
    • 学会等名
      International Congress of Linguists
    • 発表場所
      スイス、ジュネーブ大学
    • 年月日
      20130721-20130727

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi