研究課題
基盤研究(C)
ブラジルへ帰国後に大学への入学を果たした在日経験のあるブラジル人若年層のアイデンティティを、言語生活と社会的ネットワークに焦点を当て究明した。本調査の対象者であるブラジル人帰国生たちはバイリンガルであり、それは滞日中の教育の継続性と家庭内での言語使用のよるものであった。また、バイリンガルである彼らは帰国後にSNSや日系コミュニティの活用し、言語能力と人間関係を維持することができた。この事実が、バイカルチュラルなアイデンティティを形成するための重要な要因となっていることが明らかとなった。
社会言語学