研究課題/領域番号 |
24520465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
GULBEYAZ Abdu 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (90598426)
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研究分担者 |
大澤 孝 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (20263345)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 国際研究者交流 / 社会言語学 / 社会葛藤 / 記号論 / ギリシャ: ドイツ: トルコ |
研究概要 |
平成24年8月10日~24年9月29日・ギリシャで現地調査が行われた。調査は研究計画通りにギリシャの三つの地域で実行された。 これらは、時系列で、24年08月10日~24年08月15日の間テッサロニキ・ラリサ地域、24年08月16日~24年08月31日の間アテネ、そして最後には24年09月02日~24年09月07日の間西トラキアのクサンティ・コモティニ・ロドピ山脈から成る地域であった。 テッサロニキ・ラリサで十五人と半構造的インタビューを行った。これらのインタビューはデジタルレコーダで記録された。さらに、多くの人と非構造的インタビューや座談。アテネでは、30人と半構造的インタビューを行った。これらのインタビューがデジタルレコーダで記録された。さらに、多くの人と非構造的インタビューや座談。クサンティ・コモティニ・ロドピ山脈ではデジタルオーディオ=テープレコーダーを使って、14人と半構造的インタビューを行い、加えてターゲット・グループの中から大勢の人と非構造的インタビューや座談。そのほかにロシアのアバカン他で実地調査が行った。 日本に帰国後は、現地調査間中収集された資料の処理を開始。 概してはこの処理、一方ではインタビューの音源のテープ起こし及び入力する事、また他方では資料全体の分析と査定に従事。この過程は現在も進行中。この処理過程に平行し、調査の結果にも関連して(する)論文の執筆も開始。本研究プロジェクトの現状と現地調査の結果を評価・理論化するペーパを、五月にフィンランドで行われる国際学会で発表の予定。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画で24年度内にギリシャで現地調査が行われ、最終的な論文の理論的・方法論的な序言が書かれることが目標されている。
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今後の研究の推進方策 |
25年度においては当初の計画通りに2つの国で現地調査が行われる予定。先ずは、ドイツで、ドイツ語の話者とトルコ語の話者の(戦後労働力移住過程の文脈での)関係と対立に関する半構造的インタビュー、そして非構造的インタビューや座談が行われる。その後、トルコでトルコ語の話者とクルド語の話者の関係・対立・相互作用を対象にインタビュー、や座談が行われる。現地調査の後、収集された資料の整理、処理、そして評価や分析が行われる。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度の研究費の大部分は25年度の8月・9月に行われる実地調査の実行そして調査中に収集する資料の整理、処理、評価のために使用する予定。今のところ二つの実地調査が計画されている予定。 25年度の予算の一部は、本研究の中間結果と業績を国際学会に於いて発表や学科雑誌等のような媒体での出版に使用される予定。
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