研究課題
基盤研究(C)
(1)中原官話汾河方言群に属する陝西省韓城方言は、鼻音韻尾*-n、*-mの区別を体系的に保存するなど保守的な性格が濃厚で、汾河方言群音韻史の鍵となる方言の一つである。この方言に関する調査報告書『韓城方言調査研究』を徐鵬彪氏とともに執筆した。(2)韓城、霍州、臨汾、新絳、翼城、合陽、万栄七方言から汾河方言群祖語を再構し、その音韻史的意義、方法論上の問題点等について考察した。そしてその結果を『中原官話汾河片音韻史研究』(初稿)にまとめた。
中国語方言学