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2014 年度 実施状況報告書

複数の言語における「味を表す表現」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24520473
研究機関琉球大学

研究代表者

武藤 彩加  琉球大学, 留学生センター, 准教授 (00412809)

研究分担者 副島 健作  東北大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (60347135)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード言語普遍性 / 身体性 / 五感 / 共感覚的比喩 / 経験的基盤 / 生理学的普遍
研究実績の概要

今年度はこれまでに取った韓国語と英語のデータの分析を行い、以下に挙げる学会で発表した。前年度から持ち越されていた課題(テレビコマーシャルに関する調査結果から、韓国の食品CMについて対象商品一覧、使用された味表現の使用回数、主な使用用語などをまとめ、その特徴を分析する)についても結果をまとめ発表した。またこれまでに行ったスウェーデン語と韓国語の分析結果を著書としてまとめた。
著書(1)武藤彩加(2015),『日本語の共感覚的比喩』(単著),総ページ数544頁,株式会社ひつじ書房,2015年2月16日刊行.
口頭発表(1) 武藤彩加・副島健作(2014),日本語の「共感覚的比喩」の一方向性仮説に関する分析―日本語の五感を表す「動詞」と「副詞」、および「形容詞」の意味転用の方向性―(共同), The14th International Conference of EAJS(2014年8月29日),於スロベニア・リュブリャナ大学.(2) 武藤彩加(2014),「味」のレトリック-日韓のTVコマーシャルで使用されている「おいしさ」の表現-(単独), 社会言語科学会第34回大会(2014年9月13日),立命館アジア太平洋大学.(3) 武藤彩加(2014),英語母語話者によるおいしさの表現-韓国語と日本語との比較を通して-(単独), The 10th International Symposium for Japanese Language Education and Japanese Studies (第10回国際日本語教育・日本研究シンポジウム)(2014年11月15日),香港大学.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査を依頼する予定であった交流協定校との調整が年度内でつかなかったことから、平成26年度に予定されていた中国での調査が平成27年度に持ち越された。

今後の研究の推進方策

平成27年度は本研究の最終年度にあたる。そのため予定されている調査の実施だけでなくこれまでの研究成果のまとめも同時に行う。
1.研究調査:中国での調査の実施、および結果の分析と発表
2.研究成果の発表:平成26年度に学会発表した研究成果の論文化(日韓のテレビコマーシャル、および英語の味表現について)
3.これまでの研究成果のまとめ:日本語、スウェーデン語、英語、韓国語、そして中国語の分析結果をすり合わせて分析し発表
なお、予定されていたロシアでの調査は諸事情により取りやめる。

次年度使用額が生じた理由

予定されていた中国の交流協定校との調整が年度内でつかず、平成27年度に持ち越されたため。

次年度使用額の使用計画

平成26年度に予定されていた中国での調査を今年度、実施する。また平成27年度は本研究の最終年度にあたるため、これまでの研究成果をまとめ、複数回、学会での発表を行う予定である。またデータの分析の際には人件費や謝金も必要である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 英語母語話者によるおいしさの表現-韓国語と日本語との比較を通して-2014

    • 著者名/発表者名
      武藤彩加
    • 学会等名
      The 10th International Symposium for Japanese Language Education and Japanese Studies
    • 発表場所
      香港大学(中華人民共和国香港特別行政区)
    • 年月日
      2014-11-15
  • [学会発表] 「味」のレトリック-日韓のTVコマーシャルで使用されている「おいしさ」の表現-2014

    • 著者名/発表者名
      武藤彩加
    • 学会等名
      社会言語科学会第34回大会
    • 発表場所
      立命館アジア太平洋大学
    • 年月日
      2014-09-13
  • [学会発表] 日本語の「共感覚的比喩」の一方向性仮説に関する分析―日本語の五感を表す「動詞」と「副詞」、および「形容詞」の意味転用の方向性―2014

    • 著者名/発表者名
      武藤彩加・副島健作
    • 学会等名
      The14th International Conference of EAJS
    • 発表場所
      リュブリャナ大学(スロベニア共和国)
    • 年月日
      2014-08-29
  • [図書] 日本語の共感覚的比喩2015

    • 著者名/発表者名
      武藤彩加
    • 総ページ数
      434
    • 出版者
      ひつじ書房

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公開日: 2016-05-27  

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