研究課題
基盤研究(C)
明らかになったのは次の2点である。(1)(味を表す表現における普遍性について)5 つの言語の母語話者による味を表す表現は,一見,混沌としていて多種多様であるが,おおむね日本語の「味ことば分類表」によって分類が可能である。従ってそこには,5言語に「共通する規則性」が認められる。(2)(相対性について)その一方で,語彙の分布と広がりには多様性が認められる。以上から,語彙の分布と偏りには,生理的動機づけ,認知的動機づけ,環境的動機づけという3つの動機づけがあることが示唆される。
認知言語学