研究課題
基盤研究(C)
現存する40枚の「名古屋言葉絵葉書」のうち32枚8組は大正10年頃8枚2組は昭和5年頃の名古屋市大須の実際の光景を描いていることを確定した。方言研究は、書かれた台詞が1920年代名古屋の下町言葉の克明な記録であり、場面に応じて上町言葉、地方訛り、芸能用語がまじると解明した。音響研究は、名古屋弁の変母音のフォルマントが平行線状を描く特徴と、現代において曲線状に変容する傾向、聴取実験で若年層には後者が「らしい」と感知されることを解明し、標準語からの変換システムを試作した。
日本語学