研究課題/領域番号 |
24520523
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研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 |
研究代表者 |
丸山 岳彦 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90392539)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | コーパス / 自発音声 / 節連鎖構造 |
研究実績の概要 |
本研究は、現代日本語の自発的な話し言葉を研究対象として、そこに見られる「節連鎖構造」に関して、その実態を大規模音声コーパスに基づいて記述的に解明しようとするものである。 平成26年度は計画の最終年度であったが、4月より1年間、英国オックスフォード大学東洋学部へ招聘研究員として派遣されることが急遽決まったため、この期間に研究課題を完遂することが困難な状況となった。このため、事業延長承認申請を行い、受理された。 なお、平成25年度26年度の前半に実施した研究内容を取りまとめ、石黒圭・橋本行洋編『話し言葉と書き言葉の接点』(ひつじ書房)に「現代日本語の多重的な節連鎖構造について ―CSJ とBCCWJ を用いた分析」と題した論文を刊行した。 また、英国で参考資料として英国でコーパスを購入し、英語の自発音声に関して分析を行うなど、若干の支出があった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成26年度は計画の最終年度であったが、4月より1年間、英国オックスフォード大学東洋学部へ招聘研究員として派遣されることが急遽決まったため、この期間に研究課題を完遂することが困難な状況となった。このため、事業延長承認申請を行い、受理された。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は、計画の最終年度として、研究の取りまとめを行う。研究計画の段階では、自発音声の節連鎖構造について国際ワークショップを開催する予定であったが、平成27年8月にブラジルのミナス・ジェライス大学で開催される国際ワークショップ "Units of Reference for Spontaneous Speech Analysis and their correlations across languages" に招待講演者として招かれており、趣旨がほぼ共通することから、当初計画していた国際ワークショップを開催は、ブラジルでの国際ワークショップへの参加をもって替えることにしたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度は計画の最終年度であったが、4月より1年間、英国オックスフォード大学東洋学部へ招聘研究員として派遣されることが急遽決まったため、この期間に研究課題を完遂することが困難な状況となった。このため、事業延長承認申請を行い、受理された。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年8月にブラジルのミナス・ジェライス大学で開催される国際ワークショップ"Units of Reference for Spontaneous Speech Analysis and their correlations across languages"に招待講演者として招かれており、現地への旅費を使用する。また、発表用のノートパソコンを購入する。
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備考 |
補助事業期間延長承認(平成27年3月20日)
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