研究概要 |
本年度においても、昨年度に引き続き、近代英語期における付加疑問文の調査を行った。特に、17世紀後半から18世紀にかけての劇作品にみられる付加疑問文のデータを収集した。17世紀では、Wycherley, Etherege, Otway, Vanbrugh, Congreve, Drydenなどの劇を、18世紀では、Farquhar, Goldsmith, Sheridan, Gayなどを扱った。近代英語においては、現代英語ほど付加疑問文は、多くはみられないのであるが、相手への確認や軽い疑問などの様々な表現が見られた。 また、この時期になると助動詞doもかなり発達してきているので、付加疑問文に助動詞doを用いた表現がみられたり、また、willやcanのような法助動詞を用いた付加疑問文も見られた。
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