本研究ではまず、語基の音節構造および強勢位置と、派生語の強勢パターンの関係について、これらの可能な組み合わせの中に見られる有標性(類型順序:T-Order)をコンピュータを用いて計算し、英語の中に存在するであろう上記の組み合わせの分布についての大まかな予測を試みた。続いて約28,400語について各語の音節構造・強勢位置・語基の音節構造・語基の強勢位置について、SOED CD-ROM 版をもとに包括的な調査をし、データベースを作成した。最後にそれらの分布が前述の予測と一致を測れるかどうか、最適性理論(Optimality Theory)の枠組みで考察を行った。
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