昨年度に引き続きne V notに関する多重否定の推移についての英語論文の2015年3月発行をめざし完成させた。PPVME2に収録されていたテキストのフランス語についての関連は中英語1期では全くなく、2期では90%以上であった。2期におけるne V notの構文とフランス語の関連は明らかにはなったもの、比較には難しさのあることが判明したが、反面フランス語の影響がいかに大きいものであることも実証された。 ne V ADVとne V Qの構文については現在分類・分析中であり、2015年度中には論文にして発表する予定である。 フランス語の原典と比較することについては先行研究Blake(1992)、家入・内田(2015)等を参考に今後進めていく。
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