非英語母語話者の間で英語(ELF=English as Lingua Franca)を使用する際、円滑に意思伝達するための対話能力に求められる共通要因について検証した。国際機関に従事する職員を対象に調査したところ、IC(=Inner Circle) を標準とする傾向は英語のライティングにおいては顕著であるが、スピーキングではほとんど見られない。母語の影響による発音は意思疎通の阻害要因とはならず、話してのintelligibility(明瞭さ)とlogic(論理性)が重要であり、repetition(繰り返し)やclarification(明確化)などの方法で意思疎通の問題を解決している。
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