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2013 年度 実施状況報告書

日本語教育史のコンテンツの再構成と史料公開に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24520572
研究機関横浜国立大学

研究代表者

小川 誉子美  横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (50251773)

研究分担者 河路 由佳  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (00272641)
キーワード日本語教育史 / 国際交流史 / テキスト用コンテンツ / コトバ / デジタル化
研究概要

平成25年度は、主として、1)前科研の成果の刊行に向けた改稿、2)授業用テキストとして使用するためのコンテンツの作成、3)教育史資料のデータベース化 4)研究成果の発表 を行った。
1)平成24年度に、基盤研究(C)課題番号2152053『日本語教育史テキスト作成に向けた基礎的研究」平成21年度~23年度 の成果(平成24年度3月に冊子を作成)の出版が決まり、平成25年度は、平成26年度中の出版に向けた大幅な改稿を行った。
2)上記1は一般書籍であり、テキストとして使用するためには、教員用、受講生用の情報、資料が提供されるのが望ましい。ウエブ上で提供するために、上記書籍に沿ってコンテンツを作成した。
3)「日本語教育史研究資料国語文化研究所編『コトバ』の「外地版」「コトバ情報」をデジタルデータ化し、冊子を作成した。
4)原稿の一部となる情報をパリ公文書館で収集し、本成果をEuropean Association of JapaneseResource Specialists(日本資料専門家会議 2013年9月、パリ)、総合学術学会(2013年12月、東京)で報告し、フィードバックを得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

26年度の刊行に向けて改稿作業が大方終了した。26年度中にウエブ上で公開するコンテンツの作成に着手し、複数の授業で試行した。研究資料のデジタルデータ化が完了した。以上の作業により、当書籍を用いて授業を行う担当者にとって授業イメージがもちやすくなり、日本語教育史・日本語交流史等に関する授業の新たな視点での取り組みを促進する第一歩を踏み出せた。

今後の研究の推進方策

本年度は次の3点を実施する。1)26年度刊行予定の書籍、および、本書を日本語教育史、日本語交流史、国際文化交流史等の授業で用いる場合の資料として、まず、画像や関連情報等を中心とした本書の構成に沿ったコンテンツを完成させる。2)同コンテンツには、日本語教育史研究のための参考資料(デジタル資料を含む)のリストを含み、教育史研究を促進するための情報を提供する。3)本テーマを扱う授業担当者の集う研究会等で本成果を報告をかね周知をはかる。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] 「ラムステッドと日本語学者たち―フィンランド側の資料をもとに―」2014

    • 著者名/発表者名
      小川誉子美
    • 雑誌名

      『ユーラシア都市文化叢書2 沿バルト海の都市-ヘルシンキ、サンクト・ペテルブルグ、ベルリン-』

      巻: 2 ページ: 3-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「漢字知識の活かし方―草創期来日外国人の漢字使用―」2014

    • 著者名/発表者名
      小川誉子美
    • 雑誌名

      総合学術学会誌

      巻: 13 ページ: 印刷中

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ウィーン領事養成学校の日本語講師Do Cyong-Ho について―フィンランドと日本の資料による新解釈―」2013

    • 著者名/発表者名
      小川誉子美 重盛千香子
    • 雑誌名

      『日本語・日本語教育の研究 ―その今、その歴史』(加藤好祟・新内康子・平高史也・関正昭 編著)

      巻: なし ページ: 23-33

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「戦時期の日本語普及事業と松宮弥平・松宮一也――日本語教師養成事業をめぐる2013

    • 著者名/発表者名
      河路由佳
    • 雑誌名

      『日本語・日本語教育の研究――その今、その歴史――』

      巻: なし ページ: 227-239

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「学習者・教師の「語り」を聞くということ――「日本語教育学」が「学」であるために2013

    • 著者名/発表者名
      河路由佳
    • 雑誌名

      リテラシーズ

      巻: 14 ページ: 29-44

  • [学会発表] ラムステッドと研究交流ー泉井久之助らを中心に

    • 著者名/発表者名
      小川誉子美
    • 学会等名
      村山七郎記念日本言語研究会 第一回研究会
    • 発表場所
      長岡京市中央生涯学習センター
    • 招待講演
  • [学会発表] Japanese teachers in prewar Italy and France :Insight from various materials

    • 著者名/発表者名
      小川誉子美
    • 学会等名
      European Association of JapaneseResource Specialists
    • 発表場所
      Bibliotheque universitaire des langues et civilisations,France
  • [学会発表] 日本語研究と実用日本語講座 -19世紀の欧州の事例からー

    • 著者名/発表者名
      小川誉子美
    • 学会等名
      総合学術学会秋季大会
    • 発表場所
      広島大学キャンパスイノベーションセンター
  • [学会発表] 東京外国語大学長沼直兄文庫について

    • 著者名/発表者名
      河路由佳
    • 学会等名
      日本語教育史研究会2013年度第1回研究会
    • 発表場所
      東京外国語大学
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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